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海外系決済の種類とは?基本的な仕組みや海外中央銀行の決済・小口決済について解説

海外系決済の種類とは?基本的な仕組みや海外中央銀行の決済・小口決済について解説

事業によっては海外と取り引きすることもあるため、海外系決済について知りたい方も多いのではないでしょうか。
自国通貨だけで行う決済と違い複雑な印象がありますが、近年ではさまざまな整備がされています。

本記事では海外諸国の決済システムとして、外国為替の基本、海外中央銀行の決済、小口リアルタイム化などをご紹介します。

外国為替の概要

原則として、通貨は「国」と結びついているものです。
海外との商取引や金融取引では、自国の通貨と取引相手の通貨を交換しなくてはいけません。
貿易では、現金のやり取りではなく、為替手形や送金小切手を送付したり、電信送金をしたりして決済します。
こうした仕組み全体が「外国為替」と呼ばれます。

貿易では特に銀行間の国際ルールとして、一定の条件が満たされると、明記された書類と引き換えに、輸出者に対し、「輸入代金を支払う」ことが確約された書類「信用状」を使います。
貿易以外にも金融取引などの外国為替もあります。

通貨の交換は必須

どのような仕組みであっても、最終的に通貨の交換は必須です。
この通貨の交換自体も「外国為替」と呼ばれ、最終的には銀行がインターバンク為替市場でカバーすることとなります。
銀行が収益を目的として行う通貨の売買取引(ディーリング)なども行われます。
この後で、各国の通貨の決済システムで決済を行います。

たとえば、ドル円取引の場合、アメリカと日本の決済システムで、受け取りと支払いの決済が行われます。
国によっては、クロスボーダー(外国為替専用)の決済システムが存在する場合もあります。
企業や個人の取引の場合は、一般的に銀行と取引を行います。
決済量が少ない国の通貨の場合、銀行が決済のシステムに参加せずに、その国の銀行に委託するのが一般的です。

海外中央銀行の決済とは

日本銀行などの中央銀行は、他の国の中央銀行などにも口座を開設しています。
しかし、これは日本銀行の当座預金ではありません。
日本銀行の勘定科目では、外国の中央銀行の勘定は「中央銀行預り金」、国際機関の場合は「国際機関預り金」となります。
中央銀行預り金は、各国の「外貨準備預金」となり、為替介入時の資金受払などに使用します。
外貨準備は、基本的にどの国でも当該国の国債を購入することが多いとされます。
日本での「政府預金」は、日本銀行に預けられた無利息の国の預金口座を指します。

小口リアルタイム化

近年では、小口決済のリアルタイム化も行われています。
中央銀行や民間の決済システムなどは、銀行間の決済インフラに当たります。
これらの決済即時化が進められており、欧州では「インスタントペイメント」、米英では「ファスターペイメント」と呼ばれています。
日本では、全銀システムが即時化されています。

各国の小口リアルタイム化の現状は以下の通りです。

アメリカ

基軸通貨米ドルでの資金決済システムは、中央銀行FRBの決済システム「Fedwire」と民間銀行による外国為替を主とした決済システム「CHIPS」、小口決済システム「ACH」に分けられます。

欧州

欧州には「TARGET」と呼ばれるシステムがあります。
これは、欧州中央銀行であるECBが運営する、欧州単一通貨ユーロの中央銀行RTGSのシステムです。
日銀ネットなどと同様に、資金決済と証券決済が可能です。

海外系決済について知ろう

各国の決済システムは、中央銀行が運営している決済システムがあり、さらに民間の決済システムに分けられます。
また各国の歴史や習慣により、それぞれ特徴が異なります。
特に海外と取引のある事業者は、海外系決済について理解しておきましょう。

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