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米国の証券決済。特徴とシステムを知ろう

米国の証券決済。特徴とシステムを知ろう

米国証券の取引において適用されるシステムは、日本と異なる面もあります。
キャッシュレス決済を導入する予定の事業者の方は、米国の証券決済と直接的な関係がなくても、ある程度は知っておくのが望ましいでしょう。

本記事では、米国の証券決済の特徴やシステムなどについて解説していきます。

【米国の証券決済】清算

米国の証券決済においては、日本と同様に清算機関という組織があります。
米国の清算機関は「NSCC」と「FICC」の2つで、いずれもDTCCという特殊会社の子会社です。
このうちNSCCは、株式と社債、地方債の売買に関して清算業務を担っています。
FICCは、モーゲージ証券と米国債の売買に関して清算業務を担っていますが、国債部門とMBS部門に分かれているのが特徴です。

またモーゲージ証券というのは、住宅ローンに関する権利を債券化したもので、MBSや住宅ローン担保証券と呼ばれることもあります。
モーゲージ証券を保有していれば、住宅ローンの利息や元本の返済金を受け取れる仕組みです。
米国では国債や社債と同様に、モーゲージ証券が債券市場で広く取引されています。

米国でも日本と同様に証券決済の際に照合が行われますが、清算機関が照合業務も担っているのが特徴です。

【米国の証券決済】決済システム

米国の証券取引において、証券決済システムを担っているのは「DTC」と「FRB」です。

DTCは限定目的の信託銀行で、株式や地方債、社債などの取引に関して、決済業務を行っています。
地方債が含まれていますが、民間系の証券が中心と捉えておくとよいでしょう。

FRBは連邦準備銀行の略で、米国において中央銀行としての役割を担っている機関です。
日本のおける日本銀行と同じように、米国の金融政策を担っています。
そして、証券決済サービスも有している点でも、日本銀行と共通しています。
FRBの証券決済サービスにおいて対象としているのは、連邦機関債や財務省証券、国際機関債、モーゲージ証券などです。
こちらは政府系の証券が中心ですが、モーゲージ証券もFRBの決済サービスの対象になっているのが特徴です。

米国の証券決済システムは日本に近い内容

米国の証券決済では証券の種類により、清算も決済システムも2つの機関が分担して行っており、日本に近いシステムです。
政府系の証券を中央銀行の決済システムで処理する点も日本と共通しています。
キャッシュレス決済を導入する際には、このような米国証券決済の仕組みも知っておきましょう。

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